情報セキュリティスペシャリスト試験の勉強でやったこと
秋期情報処理試験で情報セキュリティスペシャリスト試験を受けたらなんと受かっていた。
春試験で受けて2点差で落ちたデータベーススペシャリストが秋試験にはなかったから・・・・という感じで受験したので、受かった時は嬉しかったけど今は少し複雑な心境でいる。
「高度試験に受かっておいたほうがよさそう」という会社的な事情が受験動機だったのでとりあえず目標は達成したことになるんだけど、次の春試験でデータベースを受け直すべきなんだろうか。
そして、受かったというのに勉強した内容が自分からすっかり抜けているような気がするのも怖い。
という感じではあるのですが、誰かの役に立つかもしれないので使った教本や勉強方法について軽く書いておきます。
カレー煮込み中で中途半端にヒマだし。
参考書
これ1冊に絞りました。問題集も買おうかとちょっと迷ったけど結局時間が足りなくなって使わない予感がしたので、過去問はこの本の巻末についている分だけを集中してやりこむことに決めました。物足りなければ後から問題集を買えばいいかなと。まあ結局そんなことにはならなかったんだけど・・・・
この本を睡魔と闘いながら1周読んで、試験対策に移りました。
午前対策
午前1は免除でした。
午前1も確かそうだったんだけど、午前2の問題はほとんどパターン化されています。たいていが類似問題だったり、たまに丸々(選択肢の並び方まで)過去問と同じだったりします。なので、数年間分の過去問を3周ぐらい解いて問題のパターンを覚えてしまえば大丈夫かと思います。
25問のうち数問は情報セキュリティ以外の分野の問題だけど、これはもう最初から捨てたほうがいいと思います。合格ラインは60%なので、情報セキュリティ関連の問題を落とさないことだけ考えたほうがいいです。午後試験の対策もしなくてはいけないし・・・・
※2012/02/05追記
「情報セキュリティ以外の問題は捨てた」と書きましたが、これは午前1が免除になってる人のみ有効な技です。念のため。
午前1の受験が必要な人は、丸腰だと厳しいのでちゃんと午前1用の勉強をしてください! 午前1は各高度試験の分野の基礎が広く浅く出題されるので、この対策をした人なら午前2の「情報セキュリティ以外の問題」にも答えられると思います。
午後1対策
4問中2問選択なので、試験開始後5分以内に「これなら解ける!」という設問を見極める技が必要かと思います。データベース試験もなのですが、午前1から午後2までの4区分のうち、時間が足りなくなるのはいつも午後1です。一度選んだらその問題に集中するつもりで臨んだほうがよさそうです。
と書いている私ですが、実は試験終了30分前に回答する問題を変えました。最初2と3を選んだけど、どうしても3の回答に自信が持てなかったので急遽1に。当然ですが時間がなくて本当に焦り、終了の合図が出た時には放心状態でした。こういう事態はできるだけ避けましょう!
対策としては過去問を2年分ぐらいやりました。出題される分野がある程度決まっているので、分野毎に問題になりやすいポイントを押さえつつ問題に親しむとよいかと思います。同じ分野でも回によって難しかったり簡単だったりすると思うので、分野まで絞って勉強するのは避けたほうがよいかと。まあ、極めるのもひとつの手かとは思いますが・・・・
午後2対策
過去問を1年分やりました。正直に言うと、午後2対策って何をすればいいのかよくわかっていない感じです。
データベーススペシャリスト試験のほうがパターン化しやすい気がします。
個人的には、午後2は午後1よりも「その場でなんとかなる」率が高い設問になっていると思います。「考える力」を試されている感じ。午後1は知らないとどうしようもない問題が多めなのですが、午後2は問題文が長い分、行間のヒントに助けられたような気がしました。
とはいえ「行間のヒント」を拾いながら長文を読むのもある種のテクニックだと思うので、過去問はやっておいたほうがいいと思います。
今回の合格率は発表によると13.5%。ちょい低めな感じなので、来年はもうちょっと上がるかも・・・・?と勝手に予想してみる。
というわけで、受験予定の方の参考にしていただければ幸いです。